20年前のテレビ番組の再放送なのですが、いじめ相談のお便りを観ました。
そこにはこう書いてありました。

「私は中学2年生です。
級友からいじめを毎日のように受けています。
彼らは私と顔をあわせるたび、「汚い、臭い、あっちへいけ」と顔をしかめて罵倒します。
私は毎日お風呂に入っていますし、制服もこまめにクリーニングに出しています。
そんな汚い言葉を投げつけられるいわれはないのです。
私も無口になってしまい、クラスの中で孤立しています。
誰も、口をきいてくれなくなってしまいました。
親にも先生にもまだ何も言っていません。
私はやっぱり、いじめられるような人間なのでしょうか。 
自分に自信が持てず、生きている意味がわからなくなりました。
ろくに眠れず、死を考えることもあります」

**

短い文章のお便りでしたが、
そこには、いじめに苦しむ人に共通する心の裡が込められていると思いました。
20年も前の相談ですが、いまも同じような気持ちで苦しんでいる人がいるのではないでしょうか。

人には言えない。
先生にも、友達にも、親にも、誰にも。

苦しみをひとりで抱えるのは辛いことです。
でも、人に言いにくいことでもあるのです。
思い返せば、こんな記憶があります。
いじめを受けていることが情けなくて恥であると。
そうして、ひたすら自分の非であると感じて自分を責めてしまうのです。

お便りの中の、この一文にたいへん感銘を受けました。

「そんな汚い言葉を投げつけられるいわれはないのです」

まったくもって、そのとおりだと思います。
強く同意します。

芳久 

IMG_1960