自分を知り、理解を深めていくと、日々が穏やかに過ぎていくと感じられてくるようです。
そのために欠かせない心のセルフケアは、無意識の声に「心の耳を傾ける」こと。
普段あたりまえに感じていることと、無意識が感じていることとは違うことがよくあるもので、ここに受け入れがたい難しさがあるのですけども、コツを掴んで慣れてくれば大丈夫。
むしろ、今日はどんなことを意識して過ごしてみようか・・・なんて楽しくなってくるものです。

無意識を意識化するためのアプローチとして、セラピーカードを使ってカウンセリングをすることがあります。
今日引いたカードは『犠牲』だったのですが、犠牲とは、この絵柄を見ればわかるように、かなりキツイ状態のもの・・・
このあと、この女性は助かるのでしょうか・・?
誰かのためにと体を張ったまでは良しとしても、いずれ力尽きて、精神的に燃え尽きてしまうことが目に見えているように思います。

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犠牲のカードの意味することは、人生を無駄に消耗してしまう自己制限の罠というもの。
犠牲をするのには理由があって、単に助けたい、役に立ちたいと思うくらいならばいいのですが、見返りが欲しいがためのコントロール(恩を売る)であったり、自分を罰して償おうとする意識が隠れていることがあります。
なので、心を苦しめる厄介な意識でもあるのですが、それというのは、本来ある自分の力をみくびり、自分の足で歩くことを諦めてしまっている一面も秘めているものです。
もちろん、人助けがいけないわけではありません。
必要な助けを与え合って、共に生きる喜びを感じていけたら、それはいい関係であるものでしょう。

『犠牲』のカードとご縁があった今日は、すこし視点を変えて『自由さ』を意識してみようと思いました。
誰かのためにとエネルギーを使うばかりが人助けではありませんから。
まずは、自分の心を解放して、自由な意識になってみる。
曖昧な感じがするかもしれませんけども、そう思ってみるということが意識を大切にする生き方では大切なこと。
そうすれば、投影の原理からしても、人のことも自由にしてあげることができるようになってくると思うのです。
また、良好なパートナーシップの基準となる感覚も、この『自由さ』であって、その反対は緊張する関係です。
世界的にも息苦しさの漂う時代がもうしばらくは続くのかもしれませんけども、だからこそ、まずは自分から自由な気持ちに。
「私は私でいい」と思っていくことを基本にして日々を積み重ねていったなら、きっと周囲の人にもやさしくできるのでしょう。
自由さの感覚は、こうして人々に伝播して、豊かに彩っていくのではないかと・・・ 爽やかな秋晴れの日の港の景色を眺めつつ、いずれ訪れるであろう未来への想像を巡らせてみたものです。
芳久

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